『南極の空に願いを~オーロラを求めて~』
★2025年10月11日(土)スタート!

オーロラは昔から人々に美しさと神秘と、時に恐怖を与えてきました。
極地に降り注ぐオーロラの光はメカニズムがわかった現在も、多くの人の心をとらえています。
オーロラは太陽からやってくるプラズマ粒子が地球の大気に衝突することで生まれます。
プラズマ粒子は地球の磁場にそって降り注ぎ、大気中にある酸素や窒素と衝突して色を作り出します。その色はまさに地球の大気の色です。
まだ、メカニズムがわからなかった時代には、さまざまな呼び名がありました。
古代ギリシャやローマでは「たいまつの火」、古代中国では「天の龍」や「天の剣」、英語の呼び名は「飛ぶ火」「陽気な踊り子たち」など。
フィンランドの先住民族であるサーミの伝説では、北極ギツネが雪原を駆け巡り、その尻尾で舞い上げた粉雪が火花となり夜空に現れた光だとされています。
現在の「オーロラ」という名前を付けたのは、ガリレオ・ガリレイと伝えられています。
彼は1619年にローマ神話の曙の女神オーロラにちなんで「オーロラ」と名付けました。
それがやがて世界に広がり、今もなおその名で呼ばれ続けています。
南極という特別な場所で見られる幻想的なオーロラを星空とともにプラネタリウムでお楽しみください。
(投影時間40分 ※星座解説25分含む)
🐧番組裏話
コスモプラネタリウム渋谷では、解説員が番組企画をし、シナリオ制作や絵コンテ、BGM選曲などをしますが、それを素晴らしい映像と音楽、演出をつけるのは、それぞれのプロフェッショナルのみなさんです。
この番組の制作をしてくださった方々を紹介します。
☆プロデューサー 三谷真佐幸(合同会社スターライトスタジオ)
ふだん見られないオーロラを宇宙から見た様子をお楽しみください。
☆ディレクター 松島幸子(合同会社スターライトスタジオ)
CG制作者(Mark Aldred氏)がこだわったペンギンは気が付きましたか?
☆レコーディングエンジニア音響調整 北城浩志
オーロラのシーンはシンバルマレット、ハープと風の音を音楽に加えました。
オーロラと共に音楽もお楽しみください。
☆プラネタリウムプログラマー 磯崎武司(スタジオ・シイタケ)
オーロラのシーンがより綺麗に見えるようにプログラムしました。
(プログラム時間、なんと30時間!)
みなさんに楽しんでいたけるよう、心を込めて制作したオーロラ番組をお楽しみにください
☆企画 コスモプラネタリウム渋谷 永田美絵
予告動画